これさー。
犯罪ギリギリ?ってカンジのハナシ。
あたし的には、チョー怖かったっての。
いいから。黙って聞いて。昔ってもさ、
ほんのちょーっと昔のハナシ。
あたしがまだ、中学生くらいの頃なんだけどさぁ。
当時付き合った彼氏ってのがさ。
んと・・・当時22歳だっけか。
確か・・・7つか8つ、年上だったんだわ。
今考えたら、この時点であぶねぇ。22歳の社会人と、15歳の中学生って・・・。
アイツ!ロリだったんだな!あー、話戻すけどさ。
あたしは、その人と付き合うときに、
ホンキになれないとか。
好きではないって言ってたんだよね。
付き合いたいわけじゃないって言ってたんよ。
そしたらさ。
車持ってるし、社会人でお金あるしとか、
すげー色んなメリットを話されたわけ。好きになれなくてもいいって。
ただ、一緒に時間を過ごしてみたいんだって。
自分が、ロリコン趣味だってバレるデメリットには、
まったくもって、気付きもせずね。もうさー、あまりに必死だったしさー。
そんとき、彼氏いたワケでもないしさー。
まぁ、テキトーに〜みたいなノリで、
付き合ってみることにしたんだよ。
やっぱさ、何事も経験しなくちゃじゃん。
でさー。付き合う前まではさー。
チョーいい人だったんだよねー、ソイツ。
なのにさ、付き合うってなったら、
いっきなり、態度変わっちゃって!
チョー強気なの。
俺、指一本で地球割れるぜ?みたいな。
それって、アラレちゃんじゃーん、みたいな。
そんくらい、強気な態度になっちゃってさ。
他のオトコと話するなとか。
・・・だって、あたし。中学生じゃん。
先生だって男だし!!
他の男の車に乗るなとか。
・・・だって、あたし。中学生じゃん。
パパとかお兄ちゃんの車乗るし!!
うっせー!ばーか!ばーか!そんなんでさ、あたしってばさ。
やっぱ、友達と遊ぶほうが楽しいワケ。
だから、ソイツと遊ぶとか二の次で、
ガンガン、友達と遊んでたんだよねー。
そしたらさぁ。
会うと、迫ってくるようになってきたんよ。
何かにつけて、あたしに触るワケだ。
いっやー。好きなら、構わない!
でも!思い出して!
あたし、アナタ好きじゃないって!今だったらさ。
「未成年略取」とかいうんだっけか。
おまわりさーん!って呼べるけどさ。
あの頃って、そんなん知らなかったしさ。
やめてくださーい。とか。
あんま、傷付けないようにしながらさ。
いっつも、その手を払ってたワケ。
もうねー、虫唾が走るわ!ってくらい。
なんかもう、受け付けなかったの。
でも、あえて、ヤンワリ。
そこんとこ、優しいカンジ。
「やっだぁ☆触らないでって・・・いってんでしょぉ!?」
そしたらさ。その彼。
「はぁ?もったいブッてんじゃねーよ!」
なに?なんだって?今なんてった??
ごめん。あたし、聞こえない。たぶん、あたしが聞いたの、聞き間違いだわ。
ちょっと、ちょっと。
時間巻き戻して〜!お願い!ドラえも〜ん!
しょーがないなー、まきちゃーん。
まき「やっだぁ☆触らないでって・・・いってんでしょぉ!」
彼「はぁ?もったいブッてんじゃねーよ!」・・・間違いじゃない。
これ、聞き間違いじゃない。
はぁぁぁぁぁぁああああ?!オメェ!何様だよ!?
あぁ。
当時は彼氏様ねー。うんうん。
んなもん認めるかヴォケぇぇぇ!
思い出して。
よーく考えよう〜♪
最初の言葉。
あれって、カンジンだよ〜?
あたし、好きになれないって言ったよ!
あんた、それでもいいって言ったよ!!・・・ぷっちーん。
気付いたときには。
彼の頬には。
キレーな。
焼き痕が・・・。
天使様が!きっと!妖精さんが!
あたしを、助けてくれたんだね☆ミ
ありがとう!天使様!妖精さん!近くに刃物あったら、あたしは犯罪者だったかも。
だって!おまわりさん!
妖精さんが!天使様が!って言っても、信じてくれないからね☆ミ
そんでさ。そんなんもあってさ。
もうムリだわーってことで、
別れ話をしたってワケ。
だけどさ、男の意地?とかなんとか言っちゃってさ。
絶対別れない!とか言ってんのね。
それってさ、男の意地とか、おかしいっての。
使い方、間違っちゃってるっての!そんな彼だからさ。
今でいう、ストーカーってヤツになってさ。
毎日、学校の前に、車横付け。
カンベンしてよー。
そんな、
しょっぱいファミリアでさー。
どーせやるならさー。
リムジンとかにしてってばー。
いやー。
リムジンできても、ムリなんだけど。
でもさ。会って話すことにしたワケ。
このままじゃイケナイ!って思ったワケ。
でも、危ないから、友達いっぱい呼んどいて、
すぐ駆けつけられるようにしてもらったの。
殺されたらヤバイからね・・・。
つーか、そんなんで死にたくないって・・・。
それで、あれですよ。
改めて、別れ話をしてみたんですよ。
結果。
「オマエがいないとダメなんだ」聞けって!あたしの話聞けって!
アナタはそう言うけど、
あたしはアンタがいたらダメなんだって!付き合うときとは、まったく逆の立場。
もうねー。拝み倒して、頼み倒して。
泣きながらカンベンしてください!って。
気分は、セカチュー。
助けてください!!!みたいな。
なんとか、話もまとまって。
もう、どうやってまとめたかすら、
記憶にないくらい。
チョット前の、中学生の頃の出来事なのに。
誰?
もう10年以上昔でしょって言ったの。
あとで、シバいたるから。
マジ。これ、約束。
妖精さんが来ちゃうから。
あー。妖精さん、ちょっと待って。
あたし、この話進めなきゃいけないから。
まだまだ、オチついてないから。ちょっと、おとなしくしてて。
で、だ。うん。
最後だからとかって、
うちの側まで、車で送るって言うのね、彼。
しょっぱいファミリアなんだけど。
しかも、
片方のミラー割れちゃってんだけど。
でもさ、最後だしさ。
仕方ないなー。そんくらいはー。って。
仏心満載。ビバ。慈悲の心得。そうしてもらうことに、したわよ。
その車内ではさ。
今までの思い出とかめいっぱい語られて。
あー。ハイハイ。とかって、
やっぱりあたしには、
慈悲の心得なんてなかったみたいで。
すっげーイキオイで話流したけど。
そんな、苦痛の約10分。とうとう、うちの近所に着きましたよー。
わーい!やっと帰れるわー!
それじゃー!お元気で!
もう二度と会うことないけど!
一応、今までありがとね!
そんな。
よくある、お別れの風景。
そして、あたしは。
これから先の、明るい未来に向かって。
むしろ、自宅に向かって。
歩き出したってワケ。
これで終わったと思うな。
まだ、続きがあるんだよ。
黙って聞いて。マジ。これからだから。『キュルルルル、どっか−んッ!!』・・・はい?なに?何の音?
見覚えのある、ファミリアが!
片方ミラー壊れてる、そんなファミリアが!
もう!片方のミラーとか言ってられない!!!!
ボンネットの影すら残ってねぇぇぇぇええ!そんな姿で、あたしが良く知ってる、
良くあたしにミカンとかくれた、
心優しいお婆ちゃんのおうちの塀に。
突っ込んでるーーーーーーー!!!あたし。猛ダッシュ。
どこへ向かって?
家だよ!自分の!そして、部屋だよ!
でも。怖いじゃない?
あたしって、何気に小心者だしー。
閉店間際のスーパーでお惣菜買ったりするくらい。
夕市とかってお買い得セール行っちゃうくらい、庶民派だし。
着替えて、野次馬の影から覗いたわよ・・・。
そしたらさ、あたしが呼んでた友達。
みんな、この騒ぎで駆けつけてて。
あたしを見て、号泣始めてくれちゃって。
よかったよー。安心したよー。
・・・つーか!こわっ!!!そんな会話をしてた。
何が怖いって・・・・。
さっきまでは、片方のミラーだけ割れてたのに、
今じゃボンネットの影すらない、ファミリアが!
目の前で、フロントガラスにアタマ突っ込んで、
血まみれになって、意識なくしてるソイツが!!
救急車が来て、救急隊が声かけてて。
「あ〜。こりゃダメだな〜」みたいな。
軽く諦めかけちゃってる、
そんな救急隊の表情が!!!恐怖で震えた、この日を。
あたしは、一生忘れられないと思う・・・。
あんた、すげぇよ・・・。
あたしっていう歴史年表に、
しっかり、名前残したよ・・・。
そこまでして、忘れないで欲しいとか・・・
そんな遺書。残されても・・・。
結局、その人は。
3日間、意識は戻らなかったものの、
その後、メキメキと回復したそうな。
気をつけよう。こんなオトコと、ファミリアに。そして、数年後。
彼は、あたしの前に。
また、姿を現した・・・ってのは。
また、別のお話☆
↑その後も恐怖は続くのよ。